母の日イメージ

母の日、送る側から送られる側に

母の日は我が家では誕生日に匹敵するくらいの特別な日です。
カーネーションのプレゼントが主流でしたが一年に一回とはいえ数年、数十年になるとカーネーションの種類もなくなりカラーを贈ったり他のお花を贈ったりとプレゼントの内容には頭を悩ませたのを今も覚えてます。
植物好きの母でしたのでなるべく植物やお花を贈るように心がけてきましたが、母も年のせいか手入れが行き届かずかわいそうな状態の植物を目にすることが多くなりプレゼントの内容を変更することにしました。
何が良いか考えましたが植物以外のものが思いつきませんでした。
困りに困った私は家族に相談しました。
旦那や子供たちは「何でも良いと思うよ。何でももらえたら嬉しいはずだよ。」と言いましたが私は「どうせ貰うなら欲しい物のほうが嬉しいよね。」と言い、結局相談した意味があったのかなかったのか。
結局その年は観葉植物の寄せ植えを贈りました。
当日に母の家へ届けたのですが、「ありがとう」の後に「枯れなきゃいいけど・・・」とボソッといったのを聞いて少しショックを受けました。
その日から母の日がとても嫌なイベントになり無くなればいいのに、とも思えるようになりました。
その翌年から母の日は私の中から無くなり母へのプレゼントも贈らなくなりました。
買い物に出かけると「お母さんありがとう」と札のたったきれいなお花がやけに目に付きましたが手に取ることはありませんでした。
ここから我が家に母の日というものが消えてしまいました。
数年後、長女が高校生になりバイトを始めました。
初めての給料が、ほんの数万円でしたが入ることになり明細をもって私のところへ来ました。
「お母さん、見てこれ」と明細を私に。
「すごいね、がんばったね。大事に使いなさいよ」と私。
そしたら娘が「初めての給料だしもうすぐ母の日もあるから何か買ってあげる。予算はこれで買える範囲でお願い。都合のいい日に買い物に行こう」涙がこぼれそうになりました。
本当に嬉しかったです。
もう数年母には贈り物してなくそういうイベントに縁の無い我が家だと思っていたのにまさか自分が子供からもらえるなんて自分は何もしてないのにしてもらうなんて・・少し恥ずかしい気持ちもありました。
結局買い物に一緒に行くことはありませんでしたが当日娘からオレンジ色のカーネーションをプレゼントされました。
嬉しかったです。
なんともいえない気持ちでした。
何もしてやれなくても私も母なんだな、と実感しました。
そのときのカーネーションは地植えにし6年たった今でも時期が来るときれいに咲いてくれます。
あのときのことは今でも忘れられない大切な思い出です。

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